商売繁盛の神様
七福神のなかでも大黒様と並んで人気のえびす様。
漢字だけでも「恵比寿」「恵比須」「恵美須」「戎」「蛭子」など、
色々な表記があります。
親しみを込めて「えべっさん」「えびっさん」の愛称も有名ですね。
えびす様と言えば「商売繁盛」のご利益で知られていますが、
漁業の大漁や、海上安全のご利益もあるとされる福の神です。
鯛を抱えながら釣り竿を持った姿を見たことがある人はきっと多いはず。
【えびす様の由来】
えびす様は、古くから海(漁業)の神としても信仰を集め、
のちにインドや中国から渡ってきた七福神と結びついて、
いまの福の神として祀られるようになったとされます。
大漁のご利益で知られていましたが、いつしか商売繁盛の神様としても
崇められるようになりました。
諸説ありますが港の近くには市があり、とても賑わっていたことから
商売繁盛にとしても知られるようになったとも言われています。
商売繁盛を祈願するお祭りでは大漁と商売繁盛を祈願して、
鯛や大マグロの奉納が行われたり、福笹が授与されたりなど、
たくさんに人で賑わいます。
そしてふくよかなお顔に笑顔が特徴なことから、
笑顔のことを「えびす顔」という言葉があるほどです。
にっこり笑顔のえびす様は見ているとなんだかほっこりとしますね。